大阪杯の展望

2017年~2020年は、Bコース替わり初週の比較的キレイな馬場で行われていましたが、一方で、2021年以降の阪神芝コースは年明けから通年よりも長く使用された上、継続してAコースが使用されるため馬場は荒れやすくなっています。その結果、近年の大阪杯は内が荒れたタフな馬場での開催になりました。2017年~2020年は、Bコース替わり初週の比較的キレイな馬場で行われるため、ラチ沿いを走った馬に有利な馬場状態でした。そのため、序盤にポジションをとって走り切れる、いわゆる距離適性の短い馬が好走していたのが特徴。

その影響からか、2021年は短い距離に実績のあるサリオスやグランアレグリアが人気を背負った上で馬券外に敗れ、反対に長い距離に実績のあるモズベッロが穴をあけています。

同様に昨年も鈍足タイプのポタジェが勝利し、マイル実績のないアリーヴォが3着に好走しています。

今年はBコースに戻るので、距離適性が短いスピードタイプも狙いやすくなります。

発走地点が上り坂でテンが落ち着くためスローになりやすく、スローで3角から加速するラップになり、外から押し上げるタイミングがないため内枠先行有利。
内回りで直線が短いのもこの傾向を強化します。

内で先行できる馬を狙うのが良いでしょう。しかし、コーナーが急な阪神では最内はスピードを落として回ってこないといけないので内から2~3頭目くらいの真ん中を先行できる馬が理想的です。

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