ラジオNIKKEI賞展望

3歳限定で行われる唯一のハンデ重賞。出走馬のほとんどが春のクラシックに出走できなかった馬や、重賞を勝ったことのない馬で、そういった馬たちが今後の飛躍の足掛かりとすべく出走してきます。過去10年の3着以内馬30頭中26頭は通算2勝以上を挙げていました。通算1勝で3着以内に入った4頭のうち3頭は重賞2着の経験がありました。

クラシックに行けなかった馬の中でも成績をしっかり残している馬が走る傾向があるレースです。

直線の短い小回りコースで行われるためか、好位のインをキープしやすい内枠に入った馬が有力。過去10年で1、2枠の3着内率が30%を超えています。

昨年のレーベンスティールは外枠で1番人気を背負いましたが、スムーズな競馬ができず3着に敗れました。外枠は不安要素となります。

実績のある内枠の馬が狙い目といえるでしょう。

ちなみにプリンシパルステークス組の好走例が比較的多くなっています。

血統的にはスピードが主要レースで足りなかった欧州パワー寄りの血統とディープインパクト系が好成績を残しています。

全体的に欧州血統が濃く入っている馬が好走しやすく、主流条件ではスピードや決め手に欠ける地味めな血統と相性が良いです。

また、福島はゴールドシップ産駒などステイゴールド系も強いですね。

2013年以降の11回のうち、父サンデーサイレンス系(父SS系)が10勝を挙げているので、1着予想はサンデーサイレンス系にするのが無難です。

また、サンデーサイレンス系の中ではヘイロークロスを持っている先行馬の好走例が多いのも特徴です。

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