ついにジェンティルドンナがウマ娘に登場。史実で振り返る

Cygamesは『ウマ娘 プリティーダービー』について、新ウマ娘「オルフェーヴル」「ジェンティルドンナ」を発表。さらに、「オルフェーヴル」の同期のライバル的存在「ウインバリアシオン」を始めとした新ウマ娘7人が発表されています。オルフェーヴルとジェンティルドンナの3冠馬対決が実現したジャパンカップを軸としたアニメ化も計画しているのかもしれませんね。

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史実で振り返るジェンティルドンナ

デビューは2011年の秋。2戦目の未勝利戦を勝ち上がって、シンザン記念で重賞を初制覇。チューリップ賞は熱発の影響もあって4着に敗れたが、桜花賞ではヴィルシーナをゴール前で半馬身差し切ってGⅠを初制覇すると、オークスも連勝、2着ヴィルシーナとの着差は5馬身で従来のレースレコードを1.7秒更新する驚愕のタイムで2冠目。

秋華賞ではまたしても、ヴィルシーナと2頭が馬体を並べたままゴールに入る大接戦となったものの、先頭を譲らず、史上4頭目の牝馬三冠馬となっています。

次走ジャパンカップ(GⅠ)では、一つ年上の三冠馬オルフェーヴルと対戦。凱旋門賞でオルフェーヴルが2着に敗れたソレミアも参戦したことで大きな注目を集めました。

直線ではオルフェーヴルと馬体をぶつけながらの激しい競り合いを制して、3歳牝馬として初めてジャパンカップを勝利。4歳時は国内外の大レースで惜しい競馬が続いて勝ち切れなかったものの、秋のジャパンカップを早め先頭から押し切って史上初の連覇を達成。
5歳春にはドバイシーマクラシックを勝って海外G1のタイトルを獲得。その後、3連覇を狙ったジャパンカップは4着に敗れたものの、有馬記念(GⅠ)では初の中山コースながらもその不安を感じさせない見事な走りで、引退の花道を飾っています。

最強牝馬としてアーモンドアイの次に名前があがるであろう名牝です。

馬券的なジェンティルドンナの取り扱い

繁殖牝馬としては、産駒のジェラルディーナが2022年のエリザベス女王杯(GⅠ)を勝利。偉大な功績に母としても新たな歴史を作りました。ジェラルディーナも繁殖入りして、その名血は後世に残されるでしょう。

ジェラルディーナは、クラシックシーズンで成長を見せるリファールのクロスを持つために、クラシックで仕上がり、その後、持続して活躍できる成長曲線を持つ血統です。

父がディープインパクトで、これまでの産駒はインブリードを気にしてか、サンデーサイレンス系との配合が試されていません。また産駒6頭のうち牝馬が5頭。

これらの産駒が繁殖入りした際にはサンデーサイレンス系の種牡馬と配合できるため大物誕生が期待できるでしょう。

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