阪神大賞典(阪神芝3000m)は、「前走で有馬記念に出走した馬」が圧倒的に強いレースです。有馬記念3着以内からの参戦馬は【3.1.0.0】と素晴らしい成績を収めています。また重賞実績も、阪神大賞典を攻略するうえで大事なポイント。2014年以降の優勝馬延べ10頭はすべて重賞ウィナーであり、別定のG2らしく格が問われるレースといえます。
京都3200mで行われる日本最強のステイヤーを決める天皇賞春のステップレースとしても利用される阪神大賞典はレベルが高い馬が出走して、実力通りの結果になることが多いです。
理由は京都3200mがアップダウンが激しく、距離以上にスタミナが要求されるのに対して、阪神大賞典は阪神3000mで京都のような高低差もなく、距離も若干短いので、スタミナ勝負にあまりならず、中距離でも結果を出せるような馬が勝つ傾向にあります。
京都ほど高低差がなく、スタートや序盤にミスがあってもカバーするのに十分な距離もあるコースなので実績を素直に評価していいレースといえるでしょう。2014年以降の結果を振り返ると、最終4角を2~5番手で回った馬が圧倒的に優位で先行型やまくりができる実績馬が阪神大賞典の狙いとなります。