東京競馬場の1800mで行われるエプソムカップ。2020年には9番人気のダイワキャグニーが優勝、3着には18番人気のトーラスジェミニが入る波乱となったものの、過去10年で見れば5番人気以内の馬が9勝を挙げ、連対馬でも20頭中15頭を占めるなど、上位人気馬がそれなりの安定感を示しています。
また、前走で1800mのレースを走っている馬の好走率が高いです。1800mは上級条件の1600mと2000mで適性面で微妙にずれがあり勝ちきれない馬が完璧にハマったときに非常に強い内容を見せるのでそんな馬を探していきたいですね。
また今年の東京競馬場は洋芝密度が非常に高いので、欧州的なパワー馬場への適性も持ち合わせている必要があるでしょう。
ヴィクトリアマイルで上がり最速の5着だったルージュサリナスは東京の今年の馬場に合っていて、血統的にもマイルは短いので距離延長はプラスです。
昨年の大阪杯9着以来、1年2か月ぶりに復帰するヴェルトライゼンデ。欧州的な馬場に合っている血統で適性面では向いているので仕上がっているならおもしろい存在です。
1番人気想定のレーベンスティールは欧州的なパワー血統の要素がなく、現在の馬場に向いているとは思えません。ここ2戦は入れ込みが激しく実力を発揮できていないのでルメール騎手に乗り代わるのはプラス要素といえるでしょう。