宝塚記念の展望

今年は京都競馬場で開催される宝塚記念。通常は阪神開催のため、過去のデータはあまり参考になりません。

京都の外回り2200は下り坂からペースアップするため、上がり4ハロンのロングスパート勝負になります。その結果、長い末脚を使える馬や、欧州血統を持つ馬がよく走ります。

宝塚記念は阪神内回りなので、下り坂の存在とゆるいコーナーからのロングスパート戦という意味で、今年の宝塚記念は例年と要求される適性はかなり変わってきます。

スピードと上がりで33秒台を出せるような末脚は最低限持っていないと馬券内に入れないでしょう。

京都外回りが得意なのはディープインパクトです。2006年天皇賞・春では京都競馬場外回りで記録した上がり4ハロン44秒8は、芝2600以上の距離のラスト4Fでは 全世界史上最速と推定されています。

この京都外回りでの異常な強さは産駒にも受け継がれています。また、この年の春天レコードを塗り替えたのはディープインパクトの全兄ブラックタイド産駒のキタサンブラック。

キタサン産駒も京都での勝率は高く、キタサン産駒も含めたディープ系が向いたレースになるといえるでしょう。

また、改修後の京都競馬場の芝中距離は欧州血統が強いので、ディープインパクト系で欧州血統を牝系に持った馬が狙い目となります。

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