函館スプリント。瞬発力勝負のスプリント戦を制すのは

函館スプリントは洋芝でコーナーの傾斜が急な函館競馬場で行われることから、スプリント戦にしてはもっとも欧州的な瞬発力が必要となるレースとなります。また最後の直線は登り坂となることも特徴的。

2018年以降は毎年単勝1番人気が馬券に絡んでいるため大きな波乱は起きていませんが、2015年は2桁人気馬が2、3着に入って3連単が100万円に迫る高配当となりました。2014年にも3連単が80万円を超えるなど、思わぬ伏兵が配当を引き上げたケースが少なくありません。

瞬発力がなく、平坦な馬場が得意な持続力タイプの短距離馬が日本には多いため、そのような条件を得意とする馬にとっては実力が発揮できないので、荒れがちなレースとなります。

内枠を引いた馬は器用にコーナリングを回ってから瞬発力を活かしてトップスピードに乗れる馬である必要があり、外枠を引いた馬は外を回すなら実力的に頭一つ抜けていないと勝ちきれません。

人気馬の中ではアサカラキングは欧州的な瞬発力に優れたタイプで信頼できます。オタルエバーも欧州的な瞬発力に寄ったタイプのスプリンターで函館スプリントでは馬券妙味があるといえるでしょう。

前年勝ったキミワクイーンも当然、向いた舞台ですが、昨年は展開が完璧にハマった部分も大きく、その後のレースでは強さを見せていないことは割引いて評価する必要があるでしょう。

 

目次
閉じる