日本ダービー展望

日本ダービーは圧倒的に1番枠が有利とされますが、極端に内の馬場が悪化しない限り、外枠が不利となります。過去20年、複勝回収率を除いた全項目で1枠がトップ。
逆に外の8枠発走でダービーを制した馬はジャングルポケットとワグネリアンのみ。イクイノックスも大外枠から2着に敗れました。

1枠有利で8枠が不利といえるでしょう。

21年は乗り替わりの福永祐一騎手(当時)がシャフリヤールを優勝に導いたが、乗り替わりでの優勝は85年のシリウスシンボリ以来で全体として見ても、過去10回で前走から乗り替わりとなる馬は[1-1-2-55]で複勝率6.8%で乗り代わりで勝つのは厳しいでしょう。

前走のステップ別では皐月賞組が2008年以降、11勝を含む23連対と圧倒的に優勢。ただし、皐月賞で6番人気以下かつ6着以下だった馬の馬券圏内はゼロ。

青葉賞組の勝ち馬もいません。ふたケタ人気で制した馬は2019年のロジャーバローズ(12番人気)のみです。

強い馬は皐月賞に出走して結果を出すので、日本ダービーでも皐月賞の結果は素直に評価した方がよいでしょう。

昨年も皐月賞1,2番人気のワンツーで、一昨年は皐月賞の2,3着のワンツーでした。

血統的にはサンデーサイレンス系が圧倒。ここ20年でサンデーサイレンスの血を持たない勝ち馬はレイデオロ、ウォッカ、エイシンフラッシュ、キングカメハメハの4頭のみ。

ここ10年はサンデーサイレンス系の馬が7勝。サトノクラウン、レイデオロ、ドゥラメンテの3頭以外はサンデーサイレンス系が勝っています。

基本的にはサンデーサイレンスの血を持たない馬は厳しいと考えてよいでしょう。

今年はシンエンペラーがサンデーサイレンスの血を持たない人気馬です。凱旋門賞馬ソットサスの全弟はこのデータを覆すことができるでしょうか

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