読売マイラーズカップは安田記念の前哨戦で、マイルチャンピオンシップから半年も期間が空いているため安田記念へ向けたステップレースとして需要が高く、トップホースの参戦も少なくありません。過去10年の優勝馬には2020年のインディチャンプ、2023年のシュネルマイスターなどGⅠウイナーが名を連ねています。
その一方で、2022年は前走で3勝クラスを勝ったばかりのソウルラッシュが重賞初制覇を果たすなど、新興勢力の台頭も見られます。安田記念に向けた「叩き」と考えている有力馬とこのレースを勝ちにきている勢いを持った馬が中心となります。
マイラーズカップは安田記念の前哨戦で1600mという主流条件でもあり、人気馬がそのまま実力を発揮する傾向が強く、人気決着となる傾向が強いレースとなります。単勝1番人気で勝利を収めたダノンプレミアム、インディチャンプ、シュネルマイスターをはじめ、実績馬が上位人気の期待に応えるケースが多くなります。
今年は1番人気はマイルチャンピオンシップ勝ち馬セリフォスとなりそうですが、セリフォスは早熟血統であり、1年以上勝利から見放されているため、すでに枯れているリスクも考える必要がありそうです。
2022年の勝ち馬ソウルラッシュが2番人気となりそうですが、晩成型の血統で、レース適性も証明済みなのでこちらは信頼できる人気馬となりますが、勝ちきれない馬でもあり1着を取れるかどうかは怪しいところ。
人気薄では注目はセッション。どちらかというと晩成型の血統で、4歳なので、これからパフォーマンスを上げてくるでしょうし、洋芝密度が高いこの時期の京都の馬場に母父ドバウィの欧州血統は合ってきそうです。