フィリーズレビューの展望

フィリーズレビューは桜花賞トライアルですが、牝馬は繊細なので有力馬はトライアルを使わずに直行するのがトレンドとなっています。そこで、フィリーズレビューは出走権を取りに来る本気度が高い馬が多くなります。

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単勝1番人気馬が苦戦している桜花賞トライアル

2023年のフィリーズレビューは、単勝オッズ4.8倍の2番人気だったシングザットソングが優勝を果たした一方で、同オッズの1番人気に支持されていたブトンドールは6着に敗れました。フィリーズレビューを単勝1番人気の支持に応えて制したのは、2015年のクイーンズリングが最後。なお、2018年以降の過去6年に限ると単勝1番人気馬の成績は〔0・1・0・5〕で、3着以内に入ったのは2022年のナムラクレアだけ。

過去10年の優勝馬11頭は、前走の距離が1200メートル超でした。

栗東所属でマイル以上の距離を経験済みの馬が狙い目といえるでしょう。

桜花賞の有力候補は出てこない傾向のフィリーズレビューですが、今回は5戦3勝で阪神ジュベナイルフィリーズ3着のコラソンビートが出走しています。

ビッグレッドファームと加藤調教師は弥生賞を勝ったコスモキュランダと同じコンビで前哨戦の本気度は高い陣営。

データ上は1番人気は怪しんだほうがよいですが、この馬をどう見るかが予想の焦点となるでしょう。

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