ついにオルフェーヴルがウマ娘に登場。史実で振り返る

Cygamesは2月22日、同社が展開するクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』について、新ウマ娘「オルフェーヴル」「ジェンティルドンナ」を発表した。さらに、「オルフェーヴル」の同期のライバル的存在「ウインバリアシオン」を始めとした新ウマ娘7人が発表されています。オルフェーヴルとジェンティルドンナの3冠馬対決が実現したジャパンカップを軸としたアニメ化も計画しているのかもしれませんね。

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史実で振り返るオルフェーヴル

GⅠ3勝のドリームジャーニーの全弟で将来を嘱望されたましたが、デビュー当初は気性の激しさに悩まされました。根気強い教育で素質が徐々に花開き、スプリングSで重賞初勝利をあげると、東日本大震災の影響で東京開催となった皐月賞、不良馬場の日本ダービーを連勝。秋は神戸新聞杯をステップに菊花賞を制覇、史上7頭目の三冠馬の栄誉に輝きました。続く有馬記念も勝って重賞6連勝。3歳にして日本競馬の頂点に立っています。

4歳初戦の阪神大賞典では気性難が表面化、外にあわや逸走しそうになる大きなロスがありながら、猛然と追い込んで2着。天皇賞(春)は11着に大敗しましたが、宝塚記念を快勝して見事復活。秋はフランスに遠征。フォワ賞を勝って挑んだ凱旋門賞では、一度は抜け出しながら最後に気の悪さを出して失速、2着に終わりました。帰国後はジャパンカップで年下の三冠牝馬ジェンティルドンナとの激闘の末に2着に敗れました。

5歳時は産経大阪杯を勝って宝塚記念は肺出血により回避。秋には再びフォワ賞から凱旋門賞に進んだものの、2年連続2着に終わって悲願達成はなりませんでした。しかし、次走の有馬記念を8馬身差で圧勝。引退レースでファンに強烈な印象を残しました。

種牡馬としてのオルフェーヴル

種牡馬としてはマルシュロレーヌ、ウシュバテソーロと海外の大レースを制覇した産駒を輩出。海外で力を発揮する気の強さとダート適正の高さを種牡馬として発揮しています。

一方で芝の上がり3ハロンが速くなる末脚勝負では、結果が出せていません。上がりがかかるタフな条件でこそオルフェーヴル産駒は狙い目です。

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