血統で見るフェブラリーステークス

フェブラリーステークスの血統的な傾向を見ていきます。

2021~2022年はカフェファラオがレース史上2頭目となる2連覇を達成。Mr. Prospectorへと遡る父系で、近年はミスプロ系が複数頭上位入線するケースが目立ちます。レモンポップが勝った翌2023年を含め、2021~2023年は該当馬によるワンツー決着でもありました。ほか、Storm Catの血を引く馬が目下5連覇中、Miswakiの血を引く馬が2020~2022年に3連覇となっており、米国系のダート血統を強化したタイプが結果を出しているレースです。

とくに「父または母の父がStorm Cat系種牡馬」という馬は歴代の勝ち馬にも多く、2005年メイショウボーラー、2007年サンライズバッカス、2016年モーニン、2020年モズアスコット、2023年レモンポップが該当します。

また、東京ダート1600mのコース全般における種牡馬別成績は1位ヘニーヒューズ、2位ロードカナロア、3位ドゥラメンテ、4位ドレフォン、5位、キングカメハメハとなっており、ミスタープロスペクター系、ストームキャット系で占められています。

また、芝からの転向で結果を出したモズアスコット、アグネスデジタル、ヴァーミリアンでサドラーズウェルズ系とミスタープロスペクター系となっています。

日本競馬で圧倒的な強さを見せるサンデーサイレンス系の存在感が薄いのが特徴といえるでしょう。

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