大人気ウマ娘。ゴールドシップを史実で振り返る。

ウマ娘初期から登場し、人気キャラクターとして知られるゴールドシップは現役時代も人気のアイドルホースでした。ウマ娘きっての破天荒キャラは実際はどのような馬だったのでしょうか。史実で振り返っていきます。

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自由気ままな暴れん坊

デビュー2連勝から札幌2歳ステークス、ラジオNIKKEI杯2歳ステークスで2着。年をまたいで共同通信杯で始動すると重賞初勝利を飾ります。

皐月賞では重馬場で他馬が荒れた内を避けたところで、インを強襲。コーナー入り口地点で後方にいたものの、出口では先頭集団に飛びついていたことから「ワープ」と称されました。

そのまま直線で後続を突き放し圧勝を飾ります。

ダービーでは逆に大外を回り、5着に沈みます。菊花賞ではロングスパートを決めて快勝し圧倒的なスタミナを見せつけ2冠を達成しました。

年末の有馬記念も古葉に混じって快勝しています。

4歳になると気性面で難しさがでてきてしまい、G1では宝塚記念の1勝にとどまります。

5歳になると気性面は更に悪化し、ゲートに入ることすらままならなくなりますが、宝塚記念を連覇。

凱旋門賞にも挑戦しますが、不利があった中で14着と敗戦します。

秋は海外遠征から調子を取り戻せず年を終えます。

6歳になると、さらに気性面の難しさを露呈。

走るかどうかはゴールドシップのやる気次第で、天皇賞春を制覇したものの、宝塚記念ではゲート内で大きく立ち上がり、大きく出遅れて終了。それでもゴールドシップは競馬ファンから愛されました。

引退レースとなった第60回有馬記念では、2011年のブエナビスタ以来となる10万票超えの支持を集め、レースでは1番人気に支持されました。

残り1000mの地点でロングスパートを仕掛けて見せ場を作ったものの、直線で伸びを欠いてゴールドアクターの8着に敗れた姿は燃え尽きたと表現できるでしょう。

引退後はビッグレッドファームで種牡馬入りし、産駒のユーバーレーベンがオークスを勝利しています。

予想する上でのゴールドシップの扱い

ゴールドシップはスタミナと体の柔らかさに優れ、スピードに欠けるのが本場と産駒の特徴です。

札幌競馬場に強いのも特徴といえるでしょう。

気性面の悪さについては、ゴールドシップの頭の良さと表裏一体で、産駒にも良い方に出るタイプと気性難になるタイプがあり、見極めが重要となります。

 

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