今年の金鯱賞は昨年の菊花賞を制したドゥレッツァと昨年の勝ち馬のプログノーシスが登場し、完全に2強の構図となっています。
ドゥレッツァは血統的には菊花賞を勝つスタミナがあるものの、中距離が適正なので、距離は問題ないはず。
不安要素はG1ホースなので、斤量59kgとなることと、5か月ぶりの実戦で、距離が一気に1000m短くなることや、天皇賞春を目標にしているので、叩きの意味合いが大きいことでしょうか。
昨年の金鯱賞の勝ち馬、プログノーシスも人気を集めています。6歳ですが、血統的にも早熟要素はなく、キャリア12戦で使い込まれていないためまだ衰えるには早いです。
不安要素は昨年は金鯱賞が12頭で行われたのに対して、今年は15頭が出走することです。昨年はスタートで出遅れたことで道中揉まれず、コーナーで外を回して勝っていますが、昨年の他の馬のレベルにも疑問があり、15頭いる今年はそう簡単には勝たせてもらえません。
この馬は器用なタイプではなく、後方から直線一気が勝ちパターンですが、展開に左右されがちな馬であることは注意する必要があります。
オッズは2強で完全に割れていますが、他は中京で強いイスラボニータ産駒のヤマニンサルバムは、ここを勝つために仕上げてきた印象を受け馬券妙味があるといえるでしょう。